
WAVES「Signature Collection」シリーズは、世界有数のミックスエンジニアの「実際のミックスプロセス」そのものをモデリングする、斬新で画期的なシリーズです。
この「実際のミックスプロセス」というものは、いくつもの機材、配列、そして「Aの機材が○の設定状態の時はBの機材は●の設定に」というようなエンジニアリングまでもモデリングが成されたもので、そのサウンド変化の監督としてエンジニア本人が監修しているところも着目すべきポイントです。
既にプロフェッショナルなシステムではWAVESは必需品と言われていますが、そこで多用されているプロセッサーは、SSLやNEVEのモデリング・プロセッサーであり、既にWAVESのモデリング技術は世界的に高く評価されている事が証明されています。
そんなWAVESが本物の耳とテクニックを持った一流エンジニアと手を組み生み出された「Signature Collection」シリーズは、現代のDAW世代のサウンドクオリティのレベルをステップアップさせる事は間違いありません。
グラミー賞の最優秀コンテンポラリー・リズム・アンド・ブルース・アルバム賞の受賞経験を持つ「マジックタッチ」と呼ばれる艶のあるミックステクニックで有名なTony Maserati氏。現代においてのR&Bやその周辺音楽に必要不可欠なヒップで艶のあるサウンドを生み出すエンジニアとして世界の最前線を行くスター・エンジニアです。
氏が手がけた代表的なアーティストは Lady Gaga、 Beyonc?、 Jason Mraz、 Mariah Carey、 Notorious BIG、 Black Eyed Peas、 Destiny's Child、 R. Kelly、 Jennifer Lopez、 Ricky Martin、 Puff Daddyなど。
ビヨンセとジェイ・Zの共作ヒット「Crazy in Love」を手がけたその人こそが、このTony Maserati氏です。
Maserati VX1
VX1はボーカルをフルコントロールするコンパクトなパッケージで、繊細なパフォーマンスから最大限のエモーションを引き出したり、フルバンドと共に一つの部屋の中で歌わなければいけない時役に立ちます。このplug-inはボーカルに必要なすべての処理が備わっています。
Contour 1はスタジオまたはライブハウスの音が得られます;Contour 2はプリディレイの反射があるより大きな部屋で、スローバラードにもっとも適しています;Contour 3は非常に小さな部屋で演奏され、プリディレイがマッチする速いテンポの曲のためにセットアップされています。
Maserati GRP
GRPはグループで使う最終的な仕上げに使えるプラグインです。エフェクト、過度な変化は与えず、ソフトにEQ効果を設定することができます。グループに極端なコンプは使わないので、コンプレッサーのつまみによる変化は、とっても微妙なものです。バックのコーラス、ドラムキットなど、グループでまとめてから、サウンドに艶を出し、存在感をコントロールしたいときに使えるプラグインです。
Maserati B72
B72には実際のところ、2つのはっきり異なる開始地点があります。私は関わったアーティスト達のためとてもバラエティ豊かな音楽に取り組んできました。そこでは1つのサウンド、1つのプリセットに終始することは決してありません。’DI’設定をエレクトリック/アコースティックベースに使ってみてください。そうすれば曲を通じてライブ感をキープしながら、丸みを出せることがおわかり頂けるでしょう。’Synth’設定は別のドアを開きます。分厚く、ステレオ感があり、倍音フレーバーに富んでいます。昔のProphetのようにスピーカーを満たしてくれることでしょう。
Maserati DRM
DRMは楽器やボーカルでごった返しているミックスの中でもパーカッシブなトランジェントの刺激を得られるよう設計されました。打ち込みまたはライブドラムどちらでも、DRMはミックスする際素晴らしい開始点となります。
Maserati HMX
’Modal’モードでは、HMXは適切な量のコーラスエフェクトでピアノをワイドにし、ボーカルデモに生命を与え、Wurlitzerの存在感を際だたせる、この世のものとは思えないマジックを生み出すため使用します。’Bounce’モードでは少しだけリバーブやディレイを足して、繊細なバラードにエネルギーや躍動感を作り出したり、ファンキーなフルバンド設定に生っぽさを出したりします。
Maserati ACG
ACGは様々な種類のアコースティックギターのゲインを究極までコントロールし、エネルギーをブーストする総合的なツールです。’ACG 1’の設定はレベルをマキシマイズし、トップとボトムを作り出すことができます。’ACG 2’の設定は内蔵のコンプレッサーをより強くし、ライブパフォーマンスでも繊細な表現が可能です。どちらもノブを回してレベルを変化させることで、適切なルーム設定が可能です。
Maserati GTi
GTiは心から賞賛する、異なるスタイルのギタープレーヤーと共に作り上げました。私はまず彼らのサウンドを出すためのスタート地点となる設定を見つけようとしました。’Clean’な眼前に迫るいわゆるElliott SmithサウンドからThe PoliceのAndy Summersが使用している’Clean Chorus’設定のワイドなchorus-y spreadまで。’Heavy’設定では、ちょっとしたレベリングとEQがあなたの分厚い楽器が奏でる既に歪んだギターサウンドの唸りを補正してくれます。’Thick Rhythm’は繊細に、または大胆にリズムギターサウンドをよりライブな感じにしてくれます。更にはWurlitzerやホーンに使っても素晴らしい効果が得られます。’Soft Flange’設定はレガートノートまたはサスティーン・エレクトリックギターに面白くて大胆に聞こえるフィルタリング効果を加えます。
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